政府がまたもや新基準を打ち出して、業界もパチンコ客も動揺するばかりですが、こういった事はパチンコ・スロットにおいいてこれまでもよくあった事です
長年パチンコをしている方はご存知と思いますが、パチンコについてはその
射幸性
が問題とされます
射幸(しゃこう)の意味をよく、ドル箱を積んでいるイメージから
ギャンブルなどで、大きな儲けが得られる
と思われがちですが、辞書によると
努力をせずに偶然の利益や成功をねらうこと
とあります
つまり楽して儲ける
ですね
ギャンブルなんで、それ自体が問題ではないと思いますが、
それを目的に多額のお金を浪費して、毎日のようにパチンコ店に通い続け生活や家庭で問題となるパチンコ依存症が増えている
その事が社会的に問題視されているんですね
その為、政府はその対応として業界に出玉規制を指示する訳です
そうすれば、客もあんまりお金を使わなくなるだろうと
大きな大きな誤りです(確定
そしてパチンコ台の歴史にはその背景が常に存在します
パチンコ台の歴史
最も古くは1920年
アメリカよりコリントゲームという名のボールゲームでした
この頃は全国に4万店以上、店舗が存在していたようです
しかし、政府の規制により消滅しました
その後、1960年にチューリップ台登場です
これが、爆発的な人気に
1980年になるとフィーバー機の登場
中央に数字や絵柄が揃うと、アタッカーが一定時間開くというものです
初期は保通協検査もなく、ラウンド数やカウント数など決まりがなく延々と玉が出ることもあったらしいです
箱が足りなくて代わりにバケツに玉を入れてたとか
1985年に規制改正され、フィーバー機の一般的なルールが決められる事となります
こちらがパチンコ台初の液晶画面搭載機
平和の麻雀物語
この頃から初当たり確率約220分の1~250分の1
大当たり後の保留内での大当たり約20%という
保留連チャン機がブームとなります
今となっては全くもって「マイルドな仕様」と思えますが・・・
その後、客のためかお役所の利益のためか
プリペイドカード購入が義務となります
西のパニーカードや東のパッキーカードです
今でもパチンコ台の名前に「CR~」となるのは、このCRがカードの意味で「カード対応機種」をあらわしています
その頃(1993年~)登場したのが
西陣の花満開
なぜかこの頃はパチンコにも内部設定があり花満開は
設定1:269分の1
設定2:289分の1
設定3:308分の1
図柄15種類のうち3または7で当たればその後2回の大当たりが確定
その2回の大当たりのうちに、また3か7で当たればそこから2回当たるという、確率変動で当たった場合の連チャン平均5.4回
そして今のパチンコと違うのは、1回の出玉
16ラウンド10カウント15玉で平均2,400発
今みたいに上げ底ではないドル箱があっと言う間に積み上げられていく時代でした
こちらもその頃大人気
藤商事 エキサイト
アレジンとともに年配の方に人気があったようでした
この時期にパチンコにのめり込む人も多かった事でしょう
それもカード偽造問題やパチンコ依存症が社会的に問題とされるようになり、業界自体が営業自粛に乗り出しました
しかし、2008年
初代 狼牙の登場で客の投資金額に差が開くようになります
サンセイR&D CR 牙狼XX
大当たり確率:397.18分の1
初当たり50%の確率で確率変動に移行
継続率は82%
しかもすべての当たりが平均1700発ほどという大荒れスペック
その上、確率変動中は次の大当たりが即やってくるので、短時間であっという間にドル箱が積み上げられていきました
一度は自分も15箱、20箱積み上げたいと思う客が、毎日のように多額のお金を投資し続けました
このあたりからパチンコ依存症はさらに大きな問題とされるようになったかと思います
その後、そういったパチンコに違和感を感じ始めた客が、低貸し(1円パチンコなど)で遊ぶパチンコ娯楽として楽しむ選択をした者やパチンコ自体をやめていく者
そして相変わらず、4円の高レートで高スペックの連チャン機にのめり込んで行く者とホール内での客層がハッキリしていきました