今なぜパチンコはこんなにも勝つ事が難しいのでしょう
何が昔と違うのか
現在はパチンコを打つ側も厳しいが、パチンコ店も厳しい状況なのです
公益財団法人 日本生産性本部「レジャー白書2016」より
2015年のパチンコ参加人口は前年比80万人減の1070万人となった。
市場規模は23兆2290億円で、前年から1兆2750億円、率にして5.2%下落した。
ちなみに平成初めの頃は市場規模約30兆円、人口3,000万人
この影響もあって、パチンコ店も大きく減少
全日遊連にによると日本全国のパチンコ店は最盛期の1995年に18,200店舗だったが、2016年の発表では9,993店となっている
つまり20年で45%も減少したことになる
さらにパチンコ台1台あたりの価格も上昇
30年程前
パチンコ台は15万~20万
現在30万~40万とほぼ倍
仮に35万で30台の新台入替で約1,000万
パチンコ店も客に還元するどころか、経営の維持に必死
その結果
釘を開けないパチンコ
低設定のスロット
が、どのパチンコ店も当たり前のようになっています
それでもパチンコ依存症の客は僅かな希望を胸にパチンコ屋に通う訳ですが・・・
回らないパチンコ台を必死で打ってみた場合、どうなるでしょうか?
計算上ですが
パチンコの確率上の勝ち負けはボーダーラインで決まります
1,000円あたり何回転したかという数値です
たとえば
CR牙狼(ガロ)GOLDSTORM翔
●大当たり確率:1/318.6
●ボーダーライン:21.7(ST中の玉減りを考慮)
●1回あたりの平均獲得出玉 約3,964個
初当たりごとの勝ち金額は、4円等価の場合
【初当たり時の平均獲得出玉ー(大当たり確率の分母÷1000円あたりの回転数×250)】×4円
です
実際に数値を当てはめると
【3,964-(318.6÷21.7×250)】×4=
(3,964-3,670.5)×4=1,174
プラス1,174円
【3,964-(318.6÷18×250)】×4=
(3,964-4,425)×4=-1,844
マイナス1,844円
この計算はボーダーラインに届かない台を打つ事は確率通りに初当たりが来ても
打ち続けていれば
負ける
事を示しています
ボーダーラインを下回る台で打つのは、勝てるハズのない台を
偶然にも運よくうまいこと当たってくれるのを願うしかないのです
このボーダーラインを意識してパチンコ店に行くと、どの店に行ってもその数字を満たさない台ばかりです
新台入替やイベント日などに、ボーダーラインを超える台は存在しますがなかなか座れないし、その日ばかりパチンコ店に行ける訳ではありません
結果、妥協してボーダーラインを下回る台を打つ事になり、負ける確率を増やすことになります
パチンコ依存症の悲しいサガです
ちなみに、遠隔操作とかホルコンとかの存在を信じているならば、パチンコやスロットなどするべきではないと思います
99分の1遊パチであっても1,000回ハマることは確率上あり得ます
たとえば1~6までの数字があるサイコロで、どの目も確率6分の1で出るようになる試行回数は何回だと思いますか?
答えは2,000回以上です
では300分の1の初当たり確率のパチンコ台は?
答えは1,000万回以上
1,000万回転まわして、やっと本来の確率通りに当たるという結果を得られます
つまり1,000万回転まわして
「ああ、やっぱりこの台は300分の1の初当たり確率のパチンコ台だったんだな」と
それまでは300分の1の初当たり確率の台が1回転目で当たろうが2,000回転目であろうが、それはあり得る事で遠隔操作でもオカルトでも何でもないのです
これらの事から
パチンコで勝ちたいなら、スペック通りの確率で当たってくれる事を信じて、ボーダーラインを超える台をせっせと打ち続けるしかありません
ですが、
現在はパチンコ店も活気がなく、ボーダーライン以上回せる台はほぼ皆無です
パチンコやめたいと思うのも当然の状況です
しかし店側も
客の減少、台入替えの経費の負担増、人件費の高騰・・・
しかたのない事なのです